| 店名 | さなえ窯 |
| 代表者 | 代表取締役社長 伊藤 嘉基 |
| 事業所 | 〒509-5202 岐阜県土岐市下石町1597-1 |
| 事業内容 | 陶磁器販売 |
| 関連会社 | 有限会社 一山製陶所 |
| お車をご利用の場合 | 東海環状自動車道から/土岐南多治見I.C.で降り左折。「下石町西山口」交差点を左折して「東山口南」信号を右折。 県道66号線に入り「下石」交差点を左折して約600m。 |
| 公共交通機関を ご利用の場合 | JR土岐市駅 下車 東鉄バス「下石貢駅」降車 徒歩3分 |
セラ・キュートを開発するきっかけとなったのは当時ブームとなった「タジン鍋」という商品です。当社も「タジン鍋」を製造し産地問屋に卸していました。モロッコの郷土料理で当時は新聞に取り上げられ、料理本が販売されるなど話題となっていました。いままで料理の経験もなかった私でしたがこれだけ話題になっているものを食べてみたいと思い料理本片手に作ってみました。中の食材が蒸気によって蒸され遠赤外線効果でふっくらと仕上がり大変美味しかったのを覚えています。「タジン鍋を進化させた、もっと密閉性のある商品が作れないものか?」そんな事を考えたのがきっかけとなりました。
また、一番大変だったのが小さな工場で開発部なども存在しませんので、実験は全て時間外か日曜日に実施し、温度も普段焼成している温度とは違うためサンプル品を焼くためにだけに温度を上げたり下げたりしなければならずトンネル窯を使用している当社では当時かなりのガス代がかかったのを覚えております。小さな電気窯を借りてやってみましたが、ヒートカーブの違いや冷却時間、熱量の違い等であまり良いデータがとれなく自社の窯でやるしかありませんでした。
吹く濃度や窯の温度も一から探り、失敗続きで何度も諦めようとしましたが、お客様に良いものを提供したい一心で実験を重ねました。一次焼成とは違う温度でやらなくてはいけないですが、やっとの思いでガラスコーティングが完成したのです。試作してもらった方の感想も上々で一般の土鍋よりも臭いが付き難く、汚れも落としやすくなりました。
開発者プロフィール
代表取締役社長 伊藤嘉基
経歴
2001年3月中央大学法学部法律学科 卒業
2001年4月トステム株式会社 現)株式会社LIXIL 入社
2003年4月岐阜県多治見市陶磁器意匠研究所 入所
2003年4月有限会社一山製陶所(さなえ窯) 入社
2005年8月専務取締役 就任
2015年10月代表取締役社長 就任
